2025.02.28 / NEWS
SPRING SUMMER 2025
始まりも、終わりもない。。。
一着の服を着る前、その服にはストーリーが刻まれている。
デザインが個人的なところから生まれるとき、すべてのディテールや決定は意味を持つ。
素材は時間の証拠であり、感情を伝える。
デヴィット・ボウイの『sound of vision』で幕を閉じた38年間で150回目となる印象的な
今回のコレクションはクラシックなものから革新的なものまで異なるアイディアを包含し、
手仕事と色彩を証明し、リラックスしながらもエレガントな着こなしを提案する、
様々なつながりの連続体となる。
私たちと共に人生を歩み、私たちを前進させてくれる服…
今回彼のラストショーとなったメンズコレクションは
ベルギーの現代アーティスト、エディス・デキントからインスピレーションを得ている。
1000年前に遡る日本の伝統技法『墨流し』で
夜空に咲く花火のように、大きくグラフィカルな葉と花を表現。
立体的なレリーフを描く繊細なゴールド刺繍から、プレシャスストーン。
記憶の断片のように、装飾が様々な形で集まりモチーフを描く。
ドリスは言う…
これは私の129回目のショーであり、これまでのショーと同じく未来を見据えています。
今夜は色々なことがありますが、グランドフィナーレではありません。
私はかつてマルチェロ・マストロヤンニが、プルーストが想像した
失われた楽園のその先にある、逆説的な『未来のノスタルジー』について語ったこと、
そしていつか愛情を持って振り返ることができると知っていながら、
私たちが夢を追い求め続けることについて考えます。
私は自分の仕事を愛し、ファッションショーをすることを愛し、
ファッションを人々と分かち合うことを愛している。
クリエイションとは、生き続ける何かを残すことです。
この瞬間の私の感覚は私だけのものではなく、いつも、いつまでも、私たちのものなのです。
この素晴らしい感覚のこもったドリスヴァンノッテンの作品をぜひ店頭にてご堪能ください。
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