2025.10.01 / SPARQ-IT-PARQS
今季はジュリアンクロスナーにとって思い入れの深いコレクションになったことは言うまでも無い
彼にとって今季は、”継承”と”刷新”の両立を図ったコレクション
そして、そうであるということへの周りからの期待値はきっと計り知れなかったであろう
過去と未来の対話を彼はどのように表現するのかを…
彼が師から受け継いだDNAは、見事に継承されつつも
新しいブランドの一面を見事に垣間見せ、会心の出来と称賛された
ショーデビューを飾る最初の場所に選んだのは、
フランスはパリにあるオペラ・ガルニエという象徴的空間が舞台となる
この歴史的かつ豪華な舞台がコレクションの世界観や美学とリンクし、
体現するにとても相応しい空間となった
「カーテンの向こう側」と題し、オペラ・ガルニエの神秘的な空気を宿しながら
ファッションの原点を問いかけた
ブランドの得意分野であるプリントや刺繍、テクスチャーの重なりを前面に出し、
空間と連動して、タッセルやドレープ、装飾的ディテールを効果的に魅せていく、、
触覚を誘うレイヤーの妙
妖艶な陰影の輝き、、
“隠す”美学と”見せる”美学の駆け引き
余韻を残す色彩調和と対比
舞台の幕が上がる高揚感
ファッションが人の感覚をどこまで揺さぶるのか、、
あなたの舞台がたった今 幕を上ける…